5月に入って南極での仕事の訓練が始まりました。
最初の訓練は「天気解析」。
聞き慣れない言葉ですが、やることは「天気予報」と同じことです。
ただし、南極では正式な意味で天気予報を出すことが無いので、こう言い換えているようです。
気象庁の職員なら、ほとんどが普段から天気図とか見慣れている人ばかりなので、
「いまさら天気予報なんて」という声も聞こえてきそうですが、
ひとつだけ普段見慣れている天気図とは違うことがあります。
それは、南極は南半球にあるということ。
普段から北半球の天気図ばかり見ている自分たちにとって、
南半球の天気図は未知の世界です。
南半球の天気図では低気圧や風向風速を示す矢羽根はこんな感じで表現されます。
単純に天気図を前後反対にしただけなのですが、今まで見慣れたはずのものが
逆さまになると、もうパニックになりそうです。
矢羽根の付ける向きも逆になるのだとか。
過去に南極に行ったOBの方からは、慣れの問題だよと言われましたが、
果たしてちゃんと慣れることができるのか心配です。
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