ようやく最終日。この日の朝だけはマラソンはありません。
最後の講義は南極の環境保護について。
南極は南極条約という国際条約によって、色々なものの持ち込みや
持ち出しが厳しく制限されています。
昔は南極では犬ぞりを使う時代がありましたが、今は犬はもちろん
全ての動植物を持ち込むことが禁止されています。
もちろん、南極にいる生物を勝手に取ったりすることも禁止です。
空腹になったからといって、ペンギンを食べてはいけません。
南極に行くのにパスポートは必要ありませんが、南極の立入許可証が
必要だそうです。
とりあえず、観測隊員は早めにこの書類を準備しないといけないそうです。
次の講義に行く前に、ここで観測隊長と副隊長が帰っていきました。
この日の14時からある会議に参加するためだそうです。
その会議の結果はこちら>>正式に越冬隊員に
(なんともあっけない幕切れでした。)
最後の講義は極地研の伊村教授から、外来種持ち込み問題について。
南極は他の大陸から隔離されているため、独自の生態系が形成されています。
そのような場所に観測隊員が行く訳ですから、観測隊員個人個人が
外来種持ち込みのリスクになります。
観測隊員は土や種の付着を全て払ってから南極に行くようにしないといけない
という話を聞きました。
これで、5日間全ての訓練は終了。
みんなでバスに分乗して東京へ帰りました。
ただし、一部の人はこのあと長野県菅平で訓練が続くということで、
車で長野県に連行されていきました。
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