2013年6月28日金曜日

玉掛作業者技能講習

今日はヘトヘトです。


きょうまで3日間、玉掛作業者技能講習に行ってきました。
玉掛とは工事現場でクレーンを使って重い物資をつり上げる時、
そのクレーンの下で作業です。

今回の講習は前回の小型車両系建設機械特別教育と違い、平和な講習で良かったです。


最初の2日間は学科。眠い目をこすりながら授業を受けました。
内容は中学校レベルの力学や玉掛作業に使う道具、玉掛作業の方法、
クレーンの知識についてです。
2日間の授業後は4択式の試験。と言っても先生が授業中に(事実上)答えを
教えてくれるので、
授業中寝ないで起きていれば合格できるようです。


3日目(今日)は実技と試験。実際にクレーンを使って玉掛作業をします。
6時間の実技を10人でやるので、一人あたりに計算すると30分ですが、
玉掛作業は実習者以外に助手が二人付き、その助手の役割も受講生が
やらないといけないので、他の教習と比べて実習量が3倍になってしまいます。
実習中は声を張り上げ続けていたので、疲れました。
こちらも最後に試験がありますが、助手役の人から少しなら助言を受けることができるので、
少々ミスをしても、ちゃんとやり直せば減点されないようです。

幸い雨でも炎天下でも無かったのですが、それでも熱いし、日差しがあったので、
実習終了後は顔が日焼けで真っ赤になってしまいました。


2013年6月25日火曜日

小型車両系建設機械特別教育

2日間かけて、南極で使う重機の運転免許を取得してきました。

出発するまでに3〜4つの資格を取得しようと考えているのですが、
今回はその1つ目。「小型車両系建設機械特別教育」というものです。
この資格は南極で除雪作業をするために使います。


1日目は学科の授業をたっぷり7時間。
2日目は実技を6時間受講しました。
この資格は試験は無く、単純に受講するだけで取得できるので、
非常に楽でした。


この資格では機体3トン未満の重機を操作することができます。
と言われてもピンとこないと思いますが、工事現場などで見る
比較的小さいサイズのショベルカーなどが該当します。

ところで今日の実技中、それまで天気がよかったにも関わらず、
昼過ぎから急に雲が出て怪しい風が吹いてきました。

雨雲レーダーを見ると、すぐ近くに発達した積乱雲が!
あいにく、こんな状態に。
それでも、カッパを着て実技が続きました。

とりあえず、1つ目の資格をゲットしました。

2013年6月23日日曜日

シブヤ大学

シブヤ大学という、誰もが参加できる学び場を運営しているNPO法人があります。
そこで開催された授業、
南極経由、宇宙行き。──南極から宇宙まで、極地とよばれる場所の住まいとその作り方、暮らし方について
に参加してきました。(先月の話ですが。)


スタッフではなく、一市民としての参加です。
もちろん、南極行きの訓練とも関係ありません。

自分の職場には何人もの過去に南極に行った先輩がいるのですが、
これまで、南極で何を考え、何を思い、何を感じたかというような話を
聞いたことがありませんでした。

また、自分とは違った任務で南極に行ったことのある人が、
どういう視点で南極での生活を見ていたのか、という興味もありました。
自分にとって非常に新鮮で、有意義な時間を過ごせました。


少し私見も含めつつ、村上さんのお話をまとめてみます。
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講師の村上さんは学生時代、建築の勉強をする中で、極地の人々の
暮らしを知りたいと思われたそうです。
極地に行くだけでなく、移住することで分かることもあるのではないか、
そう考えられた村上さんは今から4年前、第50次の南極越冬隊に参加されます。



長い南極生活の中で、村上さんが考えられていたことは、哲学者・ハイデッカーの
「存在と時間」に落ち着いたそうです。
この本の中で書かれているのは、「自分たちの存在とは何か」ということです。


南極で発生するブリザード。
ブリザードの中、屋外にいると、明るいにも関わらず上下左右全てが真っ白で、
何も見えない状況になります。

何も見えない南極で、村上さんは当たり前に存在することなんて、
何も無いと感じられたそうです。
南極では、日本なら当たり前のことも、当たり前ではありません。

南極にも季節はありますが、日本のように四季の変化があまりはっきりとはしていません。
そこで、お花見、祭り、スポーツ大会、誕生日会のようなハレの場を用意します。

曜日や時間を規定するものはありませんので、いつ働き、いつ休むか自由に決めることも可能です。
しかし、隊員に曜日感覚を思い出すために金曜日の昼食には決まってカレーライスが出ます。
こうやって、隊員の生活にリズムをもたせる工夫をしています。
(この話のあと、会場となったレストランで特別に作ってもらったカレーライスを頂きました。)



南極は帰ろうと思っても容易に国内に帰ることができないという意味で
「宇宙よりも遠い」場所です。
こんな場所で日本は50年以上も南極で観測を続けています。

この「続ける」ということに意味があります。
日本の南極観測で地球環境の僅かな変化が分かってきたこともあります。
一番有名なのはオゾンホールの発見ですが、それ以外にも地球温暖化や環境変化などの
新たな知見が生まれています。
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自分は南極で過ごす中で、どのような価値観の変化が起こるのか、今から楽しみです。

2013年6月21日金曜日

正式に越冬隊員に

本日、第142回南極地域観測統合推進本部総会という、日本の南極観測の総指揮をしている会議で、正式に南極越冬隊員として選ばれました。

第55次南極地域観測隊員等の決定について(文部科学省HP)

氏名、年齢、所属などが載るのは分かりますが、なぜか現住所まで載っています。
そこは不要な気がします。


私が参加する55次隊の編成や行動計画等は、また後日このブログで改めて紹介したいと思います。

夏期総合訓練5日目(6月21日)

ようやく最終日。この日の朝だけはマラソンはありません。

最後の講義は南極の環境保護について。
南極は南極条約という国際条約によって、色々なものの持ち込みや
持ち出しが厳しく制限されています。

昔は南極では犬ぞりを使う時代がありましたが、今は犬はもちろん
全ての動植物を持ち込むことが禁止されています。
もちろん、南極にいる生物を勝手に取ったりすることも禁止です。
空腹になったからといって、ペンギンを食べてはいけません。
南極に行くのにパスポートは必要ありませんが、南極の立入許可証が
必要だそうです。
とりあえず、観測隊員は早めにこの書類を準備しないといけないそうです。


次の講義に行く前に、ここで観測隊長と副隊長が帰っていきました。
この日の14時からある会議に参加するためだそうです。
その会議の結果はこちら>>正式に越冬隊員に
(なんともあっけない幕切れでした。)


最後の講義は極地研の伊村教授から、外来種持ち込み問題について。
南極は他の大陸から隔離されているため、独自の生態系が形成されています。
そのような場所に観測隊員が行く訳ですから、観測隊員個人個人が
外来種持ち込みのリスクになります。
観測隊員は土や種の付着を全て払ってから南極に行くようにしないといけない
という話を聞きました。


これで、5日間全ての訓練は終了。
みんなでバスに分乗して東京へ帰りました。

ただし、一部の人はこのあと長野県菅平で訓練が続くということで、
車で長野県に連行されていきました。


2013年6月20日木曜日

夏期総合訓練4日目(6月20日)

4日目の朝は晴れました。
ラジオ体操と、2日目の朝よりはスローペースのジョギングで朝がスタート。




最初の講義は、極地研究所の白石所長から日本の南極観測の歴史について。
日本の南極観測は太平洋戦争後の日本の希望の光の一つだったようです。
湯川秀樹のノーベル賞受賞、フジヤマのトビウオといわれた競泳・古橋選手
の大活躍と並んで、日本国民を盛り上げた様です。
当初、日本の南極観測は6年ほどで終わる予定だったようですが、
この国民的な盛り上がりが日本の南極観測の継続を支援したようです。


所長からの講義の後は、この訓練のメインテーマである、
夏作業の打ち合わせです。全員で各担当の作業を確認し、
支援の内容を理解するという流れでした。
個人的には、もっと具体的にどの作業を誰が支援するのかと思っていましたが、
実際の調整は今後個別に行うようです。


最後の夜は懇親会。酒がずらっと並びます。
詳細は省略しますが、朝2時ぐらいまで続いたようです。

【続く】夏期総合訓練5日目(6月21日)

2013年6月19日水曜日

夏期総合訓練3日目(6月19日)

3日目は雨でした。
朝のジョギングは中止。体育館で体操だけがありました。


この日の最初の講義は、南極で使う物資の調達(購入)や
輸送に関する手続きについて。
あまり知られていないことですが、南極で使う物資は
ほとんど全て南極観測隊員が準備しなくてはいけません。

現地からの情報をもとに、何が必要か考え、それに最適な物を選定し
購入手続きの準備をします。
南極観測で使う物は基本的に税金を使って買うので、公務員と同じように、
めんどくさい購入手続きを経なくてはいけません。

購入した物品は南極へ運ばなくてはいけません。
そのための輸送の手続きも、もちろん隊員の仕事です。
南極はあまりゴミになるものを持ち込んではいけないので、
梱包材の制限があったり、輸送するためのヘリコプターに載せるために
重量や大きさの制限があります。

また、船で国外に持ち出すということなので、輸出の手続きも必要です。
南極で使う精密な機械は輸出制限品になっているものがあるので、
これらも事前に関係機関に届け出を出して、許可してもらう必要があります。

これらの作業について大まかな説明がありました。


続いて、牛尾越冬隊長から南極フィールドワーク概論②の講義です。
①は冬期総合訓練の時に講義がありました。
ちなみに、今回も「概論」の講義です。
越冬隊長は「各論は隊員のみなさん個人個人が考えることだから、
講義タイトルは概論のまま続く」と言っていました。
この講義をもとに、自分もフィールドワーク論を作らないといけない
ということですね。

国内ではそろそろ訓練が本格化しますが、越冬隊長からは
「訓練は予行演習ではなく、本番の事前チェックだ」という話がありました。
既に訓練は始まっていますが、これから受ける訓練はそういうことも意識しながら
やりたいと思います。

南極での事故には自然的要因と人間的要因があり、この2つの要因が組み合わさって
大きな事故が発生するので、これらを一緒に想定する必要があります。
訓練に並んで、こういう想定ということも仕事としてやらなくてはいけないようです。


続いては、昭和基地でのゴミ処理について。
昔は昭和基地にゴミを埋めていた時代があったのですが、
現在は基本的に全て持ち帰っているそうです。
今後、昔埋めてしまったゴミについても掘り起こして
日本に持ち帰って処理する方針とのことで、55次隊では
そのための予備調査も行われる予定です。


次は昭和基地での食糧について。
南極らしいと感じたのは非常食の話です。
越冬隊は「しらせ」が帰った後は、次に迎えにくるまで食糧
の補給はありません。そのため、基地で火事があったりして
食糧が燃えてしまっても生きていけるように、非常食が
基地の別の場所に保存してあることです。
(このあたりは、現地に着いたらリポートしたいと思います。)


続いて、観測隊で使う装備について。
特に衣類などの個人装備についての説明です。
さすが南極、装備リストを見ると暖かそうな服がたくさん
用意されています。
一応、これらの防寒服は極地研究所から隊員へ貸出という形に
なるのですが、さすがに1年も使えばボロボロになって、
再利用できないので、実質的には越冬隊員には配布されるようです。


午前中最後は、昭和基地での夏期間中の生活について。
昭和基地は越冬中は30人も人間はいませんが、夏作業中は
100人を超える人が滞在する大きな街になります。
そのために昭和基地には通常使う宿舎に加えて2つの宿舎が備わっています。
これらの宿舎をどう使うのか等、夏期間中の生活についての紹介がありました。



午後は、53次隊の石沢越冬隊長から最新の南極事情について話がありました。
最近完成した「自然エネルギー棟」についての情報や、行きも帰りも
輸送が大変だったという話や、越冬期間中に楽しんだレクリエーションの話などが
ありました。

この後体育館へ移動して、救急救命訓練です。
心臓マッサージ、マウス・ツー・マウス、AEDの使用法、
包帯の巻き方などの基本的な救急救命訓練を受けました。




夕食後は53次隊機械担当だった高澤隊員から、南極における
危険と安全対策について。特に、高澤隊員が経験した失敗事例
について紹介がありました。
各隊員には「事故例集」という、過去の観測隊が経験した事故に
ついて詳細がまとめられた冊子をもらっています。
しかし、やはり紙に書いてあることよりも、実際の経験談の方が
リアルに感じられました。なかなか、日本で南極生活をイメージ
することは難しいので、非常にいい時間となりました。

【続く】夏期総合訓練4日目(6月20日)

2013年6月18日火曜日

夏期総合訓練2日目(6月18日)

2日目の始まりはラジオ体操とジョギングから。
(撮り忘れたので、この写真だけは4日目の朝のものです。)


昨日の酒がまだ残っているのを感じながら2キロの山道を走りました。
最初、2キロぐらい大したこと無いと考えていましたが、
坂道を登るのは予想以上につらかったです。
よく考えてみれば、最近ジョギングしたのはほとんど平坦な場所で、
山道のランは高校時代以来。ちゃんと事前に練習しておくべきでした。



朝食後の講義は、隊長と越冬隊長から自分たちが参加する
55次南極観測隊のミッションについて。

既に報道もされていますが、過去2年十分な補給を行うことができなかったため、
昭和基地は現在燃料備蓄が減ってきており、このままの状態が数年続けば
基地の予備燃料が無くなってしまいます。
そこで、55次隊では越冬隊員を6人減らし、消費電力を節約するとともに、
逆に夏期隊員を4人増やし、全力で輸送を行うことにしています。

通常なら、「しらせ」が昭和基地のすぐ近くまで接近して、
基地まで物資を送り届けるのですが、
「しらせ」の日程を全体的に3日前倒しして、早い段階で海氷上を雪上車を使って
物資輸送する計画案も示されました。
全ては氷の状態次第ですが、どんなことにも対応できるように、
準備をする必要がありそうです。

また、燃料の10%節約も実施されます。燃料を10%節約するということは、
電力に換算すると15%の節電となるそうで、かなり大規模な節電となりそうです。

これらの影響で、もちろん55次隊でも科学的な観測は実施されますが、
今までと比べるとその規模はかなり縮小と言えるかと思います。




続いて、勝田副隊長から55次隊での設営計画について。
昭和基地の施設は毎年少しずつ改修や更新が行われています。
ここ2年、物資輸送がうまくできなかったこともあって、これらの作業も
滞っている部分があるようです。
55次隊では計画から遅れている部分を中心に作業をするようです。


次は南極へ向かう船「しらせ」での生活に関して。
起床消灯時間や館内で生活する上での注意点について説明がありました。

船内の風呂はシャワーは真水ですが、湯船は海水だそうです。
やはり真水の使用はかなり厳しく制限されるとのこと。
洗濯は手洗いより節水できるということで、洗濯機が使えるそうです。

トイレの排泄物は海水で微生物分解をして処理しているそうです。
塩素系の洗剤を入れると有毒ガスの硫化水素が発生するので、
使用しないようにとの指示がありました。


続いて、53次越冬隊の医療担当だった橋田隊員から
昭和基地での医療の現状について講義がありました。

南極では細菌がいないので、風邪にならないとか聞きますが、
南極に行く途中や越冬終了頃には風邪を引くことがあるので、
マスクなど風邪対策を準備する必要があるようです。



午前の講義はこれで終了。昼食にはこんなものが出ました。
最初は中華丼かと思ったのですが、イカやキクラゲが入っていないので違うようです。
いったい何を意識して作ったのでしょうか。

午後は観測系のグループと設営系のグループに分かれて南極の夏作業の打ち合わせです。
各担当ごとに夏作業で何をやるのか、その作業のためにどのような支援が
必要なのかをリスト化して、それをもとに夏作業の作業計画を作ります。

この日はグループごとに支援依頼リストを作成をしました。





さて、この訓練期間中に55次隊のロゴの投票が行われました。
事前に募集されたものの中から、隊員の投票で決定します。
果たして結果は。。。



【続く】夏期総合訓練3日目(6月19日)


2013年6月17日月曜日

夏期総合訓練1日目(6月17日)

先日参加してきた、南極の夏期総合訓練の様子を何回かに分けて紹介します。

この訓練は前回の冬期統合訓練に引き続き、観測隊員が全員参加して行われるもので、
特に南極での夏作業(南極観測船「しらせ」が昭和基地周辺にいる間に行う作業や研究)の
打ち合わせをすることが最大の目的です。
訓練というよりも会議、座学が中心でした。




初日は立川市の極地研究所に集合。隊員は全員で60人ぐらいのようです。
バス2台に分乗して群馬県の草津温泉にある、草津セミナーハウスへ向かいます。

バスに乗る前に資料が一式渡されます。なんとこの厚さ!持ち歩くのも大変なくらいです。


9時半頃に立川市を出発し、14時過ぎに草津に到着。
参加者全員の集合写真を撮った後、早速授業が始まります。

草津のセミナーハウスには、現在昭和基地で越冬中の54次越冬隊の方々からの
暖かい応援メッセージが掲示してありました。


最初の講義は極地研究所の本吉副所長から、日本隊の役割や体制について。
南極観測隊の一番の目的は、南極で科学的な観測をすることですが、
それ以外にも国際的な役割を果たすという外交的な側面も持っています。
また、冬期総合訓練でもありましたが、南極は簡単に死ぬことができるくらい、
非常に危険が多く潜んでいる場所だという話がありました。


その後は観測隊員の身分や補償に関する連絡事項。
以前は、観測隊員は全員国家公務員の身分で南極へ行くことになっていましたが、
最近は公務員意外の身分でも観測隊として南極に行くことができるようになったので、
一人一人の補償体制がバラバラになっているようです。

それでも、多くの隊員は極地研究所の職員として南極へ行くことになるのですが、
もれなく国家公務員の一律給与削減の影響を受けることになるようです。
これです→国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律について
ちなみに、自分は南極に行っても行かなくてもこの削減の影響をうけます。。。


夕食後には健康指導(医療隊員との面談)がありました。
自分は大した話は無かったのですが、色々と健康診断結果について
指摘された隊員もいたようです。


その後は近くの草津温泉へみんなで繰り出していきました。
ライトアップされた湯畑は非常にきれいでした。
ただし、源泉近くの公衆浴場のお湯は非常に熱かったです。

その後は、自由時間という名の懇親会。
初日ですが、久々に再会できた隊員同士、深夜まで盛り上がっていました。

【続く】 夏期総合訓練2日目(6月18日)

2013年6月13日木曜日

オゾンゾンデ反応液調製訓練

最近も南極に向けた訓練は続いていますが、ずっと座学ばかりだったので久々の更新です。
昨日はオゾンゾンデ反応液調製訓練でした。
長い訓練名ですね。。。

この訓練は観測の準備の準備のための訓練。
南極で「オゾンゾンデ」という観測を行いますが、そこで使うための溶液を
試薬を混ぜて作ります。

詳しい方法は省略しますが、試薬を指定された重さを測り、
メスフラスコというビンに入れて混ぜると完成です。

精製水をメスフラスコに入れます。


電子天秤で試薬を測ります。


メスフラスコに入れて撹拌します。
















保存するための容器に入れます。


これで完成です。
















こういう化学実験は大学2年生のときに受けた実験以来なので約10年ぶりです。
久しぶり過ぎて、「とも洗い」とかメスフラスコの使い方とか、全く覚えていませんでした。

それほど難しくない作業ですが、慌ててやるとミスが発生してしまうので、
実施するときは落ち着いて時間をしっかり確保してやるようにアドバイスもらいました。