南極に行くことが内定した人向けの最初の訓練、冬期総合訓練に参加してきました。
色々と仕事が忙しかったので遅くなりましたが、その内容を紹介します。
訓練の場所は、岐阜県と長野県の境界にある乗鞍岳という山のふもとです。
(写真では左よりにある赤い板に地名が書いてある付近です。)
中部地方、関西地方からの参加者はJR松本駅集合で、バスで現地へ。
それ以外の地域から参加する人は東京の立川市にある国立極地研究所に集合で、
そこからバスに乗って現地に向かいました。
自分は現在、札幌在住なので、前日に飛行機で羽田へ。
そのまま花粉症に苦しみながら(笑)立川駅前で一泊して、
翌日極地研集合のコースとなりました。
立川駅から多摩モノレールでとなりの高松という駅で降りて、徒歩20分ぐらいでしょうか。
色々な研究所が入った無機質なビル群の一角に、極地研はあります。
自分は集合時間の30分以上前に極地研に着いたのですが、既に数人が待っていました。
遠方から来ている方もいるはずなのに、遅刻はゼロ。みなさん気合いが入っています。
極地研からのバスは9時半に立川市を出発し、
14時すぎに訓練拠点となる乗鞍高原スキー場の鈴蘭小屋へ。
古いバスだったようで、高速道路を走っていても揺れること、揺れること!
このような激しい揺れでも酔わずに耐える訓練だったとか。(いや、そんな訳ないか。)
まだ札幌は雪の中だというのに、松本市周辺ははすっかり春っぽい感じです。
山に入った頃、ようやく雪が見えてきましたが、ほとんど融け始めていて、
これで訓練になるの???という程度の雪(氷と表現する方が的確?)でした。
そして、ここが宿となる鈴蘭小屋。
もう何年も南極の訓練に使われているところだそうです。
宿の中には毎年南極観測隊が制作している南極の写真入りカレンダーがあったり、
天皇陛下がお泊まりになった時の写真があったり、歴史のある宿のようです。
【続く】冬期総合訓練1日目(3月4日)その2
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